タラップを登る。視野が開ける。見知らぬ都会が広がる。
自然に足がすくんだ。
3月25日、自由民主党大阪府支部連合会青年部の方々に企画していただいたインターン生を含めた街頭演説会に、私は岩木事務所のインターン生として参加させていただいた。普通なら絶対にできない貴重な体験をさせていただき、感謝に堪えない。
しかしながら、いざ演説をすると決まったとき、正直なところ演説会に申し込んだことに少し怖じ気づき、後悔していた。
「なにわ号」の車上に立ち、みたことのない視点からの景色におびえながらも、一歩を踏み出した。すると応援にきてくださった事務所の方の顔が見えた。やらねばならないという気持ちと、少しの安堵感がこみ上げた。
それでも演説中は言葉がとぎれ、目線が泳いでいた。壇上の議員の方や府連の方にも助けられ何とか無事に演説を終えることができた。
このとき、踏み出すことの怖さと踏み出す勇気の大切さを私は改めて思い返していた。
このインターンシップに参加しようと決心したのはつい2ヶ月前のことだった。思えばあのときも、一歩を踏み出していたのかもしれない。
以前から自分は行動する前にうじうじと考え、結局チャンスを逃してしまうことが多かった。だから今回インターンシップに参加する前、悩むことをやめ、すぐに申し込んだ。まさに事務所に飛び込んでいったような形だった。岩木事務所は来客や電話が多い。
最初は、話したことのないような業界・世代の方にどのような対応をすればよいのかわからずにとまどうことも多かった。まだまだ人と話すときにためらいはあるし、礼儀も不十分だし、気がつかないことも多い。だけど、自分の至らないところが見えてきただけでもものすごくいい経験をしたと思う。
事務所の方々もこんな未熟な私によくしてくださり、最初の恐れやためらい以上に私は大きな経験ができた。
同様に、演説会も悩む前に申し込んだ。申し込んでから多少後悔したが、それ以上にすばらしい経験をすることができた。
私が得たものはたくさんあるが、その中で一番大きかったのは「踏み出す勇気」の大切さ、やり遂げることの大切さを知ったことだ。
前回の報告で、政治には「人との繋がり」が欠かせないと書いた。政治とは何か、やはり答えは出ていない。ただ、わかったのはこうしていろいろな人の協力があって初めて社会が成り立っているということを決して忘れてはならないことだ。そして自らも岩木議員や岩木事務所の方とふれあう中で「人の繋がり」の重要さを実感し、現に事務所の皆様の温かさに、励まされ支えられていた。今回、私は支えていただく、励ましていただくことの方が多かった。だからこそこれからは自分が誰かを支え、励ますことができるような人間になりたいと思う。
人生というタラップを登る過程で、見知らぬ世界に立ち、呆然とすることもあるかもしれない。また足がすくんで尻込みしてしまうかもしれない。そのときは天王寺前の演説会を、そしてインターンシップをやり遂げた自分を思い出し、恐れず未知の世界に踏み込んでいきたい。たった2ヶ月の経験だったけれど、自分を励ますことのできる経験が増えたことは大きな財産だ。
そしてインターン中はもちろん、お忙しい中演説会にまできてくださった事務所の皆様の温かい心遣いに感謝したい。すごくよくしてもらい、恐縮しつつも、いつの間にか故郷のような居心地の良さを感じるようになっていた。そして岩木議員が、私たちインターン生を受け入れてくださり、私に未知の世界に踏み出す場を提供してくださったことに感謝したい。ひとりではきっと何もできない。多くの人に支えられたこのインターンをやり遂げることができたのだと思う。
インターンシップで出会ったすべての方に心から「ありがとうございます」と、言いたい。 |